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2014年11月22日 (土)

日銀サプライズとGPIFから私達の生活を考えてみた(2)

先週末に続き、アベノミクスの戦術について調べてみました。

先週は国債費が予算に占める割合と今後日本国債の下落、金利上昇に対するリスクについて調べてみました。

今回はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が国債の比率を下げて株式のリスク投資のウエイトを増やす件について調べてみました。

政府のコメントではさらに効率のよい株式への比率を上げることにより年金基金を積極運用するというもので、運用がプラスになる良い面だけしかフォーカスしていません。

そんなわけでGPIFのホームページで開示されている運用成績を調べてみました。

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まずはサマリーですが、過去13年間の運用成績はこんな感じです。

自主運用を開始した平成13年度から25年度までの累積収益額は、35兆4,415億円です。

年度別で見ると、リーマンショックの年はとにかくその前の年もマイナス運用となっています。

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さらに年金や株式などの市場運用分で見ると、過去8年間は全体が2.37%に対し市場運用分が2.28%必ずしも運用成績は良いとはいえないようです。

だいたいこの頃の運用はロング・アンド・ショート戦略で株価が下がってるのにロングポジションをもつ(目論見書にそのように投資戦略が書いてあるので変えようがありません)ので大損しました。

皆さんがご存知のGCIキャピタル(元FXCMJapanの親会社)やT&C(情報配信会社)なども吹っ飛んでしまいました。

もうひとつ忘れていけないのがこの市場運用には運用報酬がかかっていることです。

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こちららはアセットの内訳ですが、過去8年間では国内株式運用はマイナスです!(-2.68)

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こちらはアセットの運用成績の金額ですが、一番いいのが国内債券、ついで外国株式です。

そしてリスク投資である株式は平成19年には5兆3323億円のマイナス運用です。

何度も書きますが、これには運用報酬が入っていません。

一応開示している情報からすると運用会社に払っている運用報酬は昨年で2500億円ほどです。

つまり株式などのリスク資産のウエイトを上げるということは、運用がうまく行けばいいけど、仮に失敗した時は大きくマイナスをする可能性があるということを頭の隅においておく必要があるということです。

しかし残念ながら私達の年金(ほぼ年貢状態です)を他人様に運用してもらうということしか選択肢がないのです。

仮に自分で運用して失敗したら諦めがつくけど、大きくマイナスをする可能性のある株式への運用は、もはやこのままではどうしようもないので博打して一発逆転するよというふうにうけとれます。

年金運用失敗、国債の暴落という最悪のシナリオにならないことを祈るしかありません。

トレンドステップはPIVOTトレード術、フィボナッチツールを使ったトレード手法はスーパー投資術に詳しく書いていますので、よろしければご参照ください。




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